「友だちの友だち」を、皆さんはどれくらい把握してますか。
世の中には、Six Degrees of Separationという仮説があります。
全ての人や物事は6ステップ以内で繋がっているので、
友達の友達......を介して世界中の人々と
間接的な知り合いになることができるはずだ、という話です。
実際に検証された例もあるらしく、
この話の信ぴょう性は割と高いみたいです。
その仮説をWikipediaに当てはめたのが、このゲームです。
Wikipediaの記事内には、
別の記事へのリンクが膨大に埋め込まれています。
例えば......「ナポレオン」という人物の記事を見てみましょう。
ナポレオン
ナポレオン・ボナパルトは、フランス革命期の軍人、
革命家で、フランス第一帝政の皇帝に即位してナポレオン1世となった。
フランス革命後の混乱を収拾し、軍事独裁政権を確立した。
大陸軍と名づけた軍隊を築き上げ、
フランス革命への干渉を図る欧州諸国との
ナポレオン戦争を戦い、
幾多の勝利と婚姻政策
によって、イギリス、
ロシア帝国、
オスマン帝国の領土を除いたヨーロッパ大陸の大半を勢力下に置いた。
対仏大同盟との戦いに敗北し、
百日天下による一時的復権を経て、51歳のとき、
南大西洋の英領セントヘレナにて没した。
青字の部分が別記事へのリンクです。たくさんありますね。
この内、「セントヘレナ」をクリックしてみましょう。
セントヘレナ
セントヘレナは、南大西洋に浮かぶ
イギリス領の火山島。
地理的位置は、南緯15度56分、西経5度42分。
アフリカ大陸から1840km離れた孤島で、人口は約4,200人。
行政上はイギリスの海外領土セントヘレナ・アセンションおよびトリスタンダクーニャに属する一区域で、
その中心地である。島の中心集落であるジェームズタウンは、この海外領土の首府である。
「セントヘレナ」の記事へ遷移しました。
ここから更に、「イギリスの海外領土」をクリックしてみます。
イギリスの海外領土
イギリスの海外領土とは、イングランド・スコットランド・
ウェールズ・北アイルランド以外で、
イギリスの政治的権限が及ぶ領域である。
ここから更に、「ウェールズ」をクリック。
ウェールズ
ウェールズは、イギリスを構成する4つの「構成国」のひとつである。
ウェールズはグレートブリテン島の南西に位置し、
南にブリストル海峡、東にイングランド、
西と北にはアイリッシュ海が存在する。
かつて、石炭を代表とする豊富な地下資源を産出し、
イギリスの産業革命を支えた歴史をもつ。
ここから更に、「石炭」をクリック。
石炭
石炭とは、太古の植物が完全に腐敗分解する前に地中に埋もれ、
そこで地熱や地圧を長期間受けて変質したことにより生成した
物質の総称。見方を変えれば植物化石でもある。
化石燃料の一つとして火力発電や
製鉄などに使われるが、
燃焼時に温室効果ガスである二酸化炭素を大量に排出する。
「二酸化炭素」をクリック。
二酸化炭素
二酸化炭素は、炭素の酸化物の一つで、
化学式がCO2と表される無機化合物である。
地球大気中の二酸化炭素をはじめ
地球上で最も代表的な炭素の酸化物であり、
炭素単体や有機化合物の燃焼によって容易に生じる。
気体は炭酸ガス、
固体はドライアイス、
液体は液体二酸化炭素、水溶液は
炭酸や炭酸水と呼ばれる。
また、金星、火星は大気の主成分が二酸化炭素であることが知られている。
「ドライアイス」をクリック。
ドライアイス
ドライアイスは、固体二酸化炭素の商品名である。
生鮮食品の冷温保管・輸送などに用いられる。固形炭酸、固体炭酸とも言う。
……ということで、「ナポレオン」から「ドライアイス」まで、
6回のリンクで到達しました。
一見何も関連性の無さそうな2つの単語ですが、
たったの6ステップで辿り着けてしまいます。興味深いですね。
それでは、こちらはどうでしょうか。
犬 → 火星
無事に「6回以内」で辿り着けるかどうかは、
あなた自身の目で確かめてみてください。